FAQ

Q.プリザーブドフラワーとは何ですか?
A.preserved(プリザーブド)とは、保存するという意味です
生花を一番よい状態で摘み、花の水分や色素を抜いてから、再び保存加工液と染色を施して、長期間
お楽しみ頂けるようにしたお花です。(人体に無害な保存加工液で作られています)
多くの複雑な工程で作られたプリザーブドフラワーは、生花に近い自然な姿と質感で、水やりも不要なのが
特徴です。

Q.プリザーブドフラワーはどのくらい持つのでしょうか?
A.「半永久的」と表現されることが多いプリザーブドフラワーですが、湿気の多い日本では残念ながら何十年と
もつわけではありません。
お住まいの地域や飾る場所によっての違い、花の色や種類による違い、個体差の違い、沢山の要素があります。
数年の場合もあれば、10年近くたって少し色が薄くなったくらいで綺麗、という方もいらっしゃいます。
せっかく長期楽しめる花だから…と思われるのはもちろんのことですが、生花が時とともにその姿を変えていく
ように、プリザーブドフラワーもまた自然の花の先にあるものとして、ご理解のうえお楽しみ頂きたいと考えています。

Q.プリザーブドフラワーの管理方法は?
A.プリザーブドフラワーが苦手なものは、
高温多湿の場所・直射日光・冷暖房の風が直接あたることです。
湿気で水分を含むと花びらが透けてきたり、染色した色がにじんできます。
直射日光は花の色あせが早まり、冷暖房の風が直接あたると花びらが乾燥しひび割れなどが生じます。

●湿気が多い季節~夏は、 クーラーや空間が整ったお部屋で直接風があたらない場所
●冬や暖房の風や加湿器が直接あたらない場所
●直射日光があたらないカーテン越しやお部屋
でお楽しみ下さい。

毎日特別気を使う必要はありません。
困ったことが起きたら、Q&Aの対処方法も御覧になりながら気軽にお楽しみください。

Q.花びらが透けてみえるようになったり、水滴や雫がついたように見えたりします
A.湿気が多い季節は、花びらが水分を含んで透けたようになったり、水滴・雫がついたように見えたりします。
そんな時は、湿気が少ないお部屋に数日~数週間置いておくと元に戻ります。
シリカゲルを一緒に置いておくとより一層効果がございます。
どうしても早く乾燥させたい場合は、ドライヤーの弱温風を、お花から1~2㎝ほど離してそっと乾かして下さい。(強風は花びらが割れてしますのでご注意下さい)

Q.壁やテーブルクロス、洋服に色がついてしまいました
A.プリザーブドフラワーの染色液が染み出て、色移りする場合があります。
その場合は、すぐにティッシュや布などでふき取って下さい。染色液は落ちにくいため、出来るだけ早くクリーニングに出していただくことをおすすめいたします。
また、白い壁やカーテンなどには接触しないように飾って頂くことをあわせておすすめいたします。

Q.ほこりがついてしまったらどうしたらよいでしょうか?
A.ティッシュペーパーや柔らかい布、刷毛などでそっと払って下さい。
強くすると花びらが割れてしまう場合がございますのでご注意下さい。

Q.結婚式のブーケや、頂いたお花をプリザーブドフラワーに出来ますか?
A.厳密に言うと出来ません。
ブーケや花束は、式やお届けした時が一番綺麗な状態であり、加工するには少し遅い状態です。
また、長く複雑な工程と技術が必要な加工を、メーカーではなく個人やフラワーショップで行うと、もともとの花と
は違う色になってしまったり、色むらが出来る可能性があるからです。
記念に残される場合は、押し花はドライフラワーにされることをおすすめいたします。

Q.セロファンやラッピングペーパーは取り外して飾った方がよいでしょうか?
A.セロファンをつけたままで飾るともちろんホコリは避けられますが、外していてもすぐに劣化してしまうようなことは
ありません。時々お手入れを気にかけて頂いたうえで、ホコリがどうしても気になる場合はつけたままで。
より自然に飾っている雰囲気にしたい場合は外して頂いてよろしいかと思います。
どちらが正しいということはございません。
ほか、ガラス棚の中に飾ったり、しばらくしてからセロファンを外すなど、お客様のお好みで飾って頂ければと
思います。